『人間』と『ニンゲン』 2

「うぅ・・・・・・」
どうして、どうしてこんなことに・・・
妹の命をかえしてよ・・・
あたりを見回すと、もういつもの景色はなかった。
見えるのは真っ赤に染まった世界だけ。
「僕が・・・僕だけが生き残ってしまった・・・・・・」
「どうして僕なんかが・・・僕だけがぁぁぁぁぁ」
僕は涙がかれるまで泣き続けた。

もう、僕には何もない・・・
一瞬で僕から全てを奪った『光』
僕は変わり果てた町を歩いた。
妹と遊んだ公園。
僕の通っていた学校。
僕の家。
全てがもとの形をしていなかった・・・
「本当に、僕一人しかいないの、か・・・」
歩いていくと町の中心部の広場にたどり着いた。
そこには多くの人が倒れていて、僕は気持ち悪くなった。
「うっ・・・んっ・・・」
どこからか声が聞こえる。
「誰かいるのか!?」
「た、たすけて・・・」
一人の女の子が助けを求めていた。
僕はその女の子のそばに駆け寄った。
「大丈夫?」
「い、痛い・・・・・・苦しい・・・」
よく見ると、その女の子の両足は吹っ飛んでいた。
女の子は僕の服をつかんで助けを求めたが、すぐに力尽きてしまった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
僕の意識はそこで途絶えた
自分も死ぬんだ・・・一人でこんな世界にいなくてもいんだと思いながら・・・・・・

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この記事へのコメント

シノン
2010年11月19日 20:48
続きが楽しみ~♪

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